タイ開国 バンコク滞在の状況。(2021年11月27日~12月11日)

タイは2021年11月1日より事前にThailand Pass を申請・承認を取得すれば、到着時PCR検査のための指定AQホテル宿泊を除き、隔離なし滞在が可能になりました。                    そこで、代表の山下が2021年11月27日~12月11日までバンコクに1年9ヵ月ぶりに滞在しましたので、状況をご報告いたします。

<渡航事前準備>                                                      1) 航空チケットの取得 (便数は少ないですが、席には余裕がありました。今回はANAで行きました。)                                                            2) Thailand passの取得 (インターネットから事前に必要事項や書類の画像データを入力し、入国許可のためのQRコードを取得します。                                                                            3) 渡航前72時間以内の陰性証明書(今回は にしたんクリニックを使用)

 

 

 

 

 

<出発日>                                                      タイ入国に必要な書類全てと、Thailand passのQRコードの読み込みテストも行うため、チェックインに30分もかかりました。羽田のブランドショップはクローズ、お土産店は一部開いていました。

 

 

 

 

<スワンナプーム空港に到着>                                   まずは必要書類のチェック、Thailand passのQRコードを読んで本人確認。その後、イミグレーションを経てバッグを受け取り外へ。まだ、入国者が少ないせいか30分も掛からず外へ出られました。出口にはPCRチェックのため予約した各ホテルのスタッフがお出迎えです。送迎車の運転席はプラスチックで完全に遮断され、ドライバーと話も出来ません。ムワッとする暖かい空気と懐かしい街並みに、やっとタイに着いた気分が沸いて来ました。

 

 

 

予約したAQホテルに到着>                                            トンローにあるセンターポイント55です。まずはチェックイン後、PCRチェックの場所へ。口の中と鼻の両方でした明朝6時には結果が出て、陰性なら1泊で隔離終了です。今晩は部屋から出られないため、夕食はホテルで。メニューで選べるため、和食風チキンの照り焼きが最初のディナーです。冷蔵庫にビールがはありません!。

 

 

 

 

<バンコクの状況>
 以前は多くの観光客に占領され、席を取るのも大変だったフードコートも余裕。いつも満員だった電車もガラ空き。ふと、15年前の駐在員時代を思いだしました。
タイのクリスマスデコレーションも相変わらず絢爛豪華でした。

 

2年振りのバンコクは思った以上に変わってました。                                     日本の『伊勢丹』と『東急』が相次いで撤退、馴染みの日本料理店も閉店。一方コロナ禍でも、積極的に出店した日本企業もあります。『スシロー』と『ドンキホーテ』です。そのスシローに寄ってみました。昼の時間を過ぎたのにほぼ満席。一皿40~120バーツと日本と同等の値段なのに、タイ人は幾皿もほうばっていました。機械が握っているためシャリは今一ですが、マグロなどネタは新鮮でした。ドンキホーテも『東急』の後にまた出店するようです。

 

 

 

 

高止まりだったタイのコロナ感染も少しずつ減少し始め、12月1日から店内飲酒も11時まで延長されました。心なしか街中の人出も増加、渋滞も戻って来ました。やはりバンコクはこれでないと

 

 

 

 

 

コロナ禍でバンコクの夜も激変していました。『日本人カラオケ街のタニヤ』も『世界の歓楽街パッポン』も廃墟と化し、何とかオープンバーだけは西洋人で賑わいが戻っていました。一方タイ人で賑わっていたのが、以前は駐在員の溜まり場だった日本風居酒屋。タイ人経営のお店も増え、若者が入り安い明るい店内は日本同様に盛り上がっていました。

 

 

 

 

 

入国1週間目は、隔離ホテルで渡されたPCR検査キットを実施する日です。説明書によると 、1)綿棒で鼻の中をグリグリする。 2)テスト液の中に入れる。 3)検査プレートに液をたらす。4)15分経ち『Cだけに線が出たら陰性』『TとC両方に線が出たら陽性』です。結果は写真を見てください。政府への報告は不要でした。

 

 

 

 

 

日本人向け無料情報誌で発行部数NO.1を誇る週刊『Wise』の吉田編集長と久しぶりに歓談しました。時代の流れでwebでの情報提供を充実。ただ、コロナで飲食店のクライアントが減少したため、新たな戦略を余儀なくされているとのこと。そんな帰りにタイ人の若者の行列を発見。目的は日本の家庭料理の『キッチン新潟』。実は30年の幕を閉めると発表したばかり。日本人駐在員なら一度は入ったことのある老舗店のため、在タイ日本人の中で衝撃が走っていました。

 

 

 

 

 

タイは世界でも有数の『階級(格差)社会』です。10%のタイ人が90%以上の富を所有していると言われています。そんな富裕層のタイ人にハイソ社会見学に案内されました。ロックダウンが開け、毎日の様にパーティーや結婚式が行われている川沿いの6星『Four Seasons Hotel』の宿泊顧客は80%がタイ人とのこと。高級カーで乗り付けるタイ人にはコロナの困窮は無縁のようです。

 

 

 

 

 

新しく開通したモノレールで、川沿いの大型ショッピングモール『ICON SIAM』へ。隣の『高島屋』さんにはお客がいませんでした。帰りは船でチャオプラヤー川を横断。コロナ前は何隻も行き交っていたクルーズ船が一隻だけ。やはり、バンコクのリバーサイドは情緒があります。

 

 

 

 

 

<帰国準備>                                                    帰国72時間以内の『PCR陰性結果』がメールで届きました。これで帰国便に乗れます。 最後の晩餐は、餃子が食べたく再び中華街に。中国人観光客がいないのに、休日のせいかタイ人で溢れていました。餃子の文字が目立つ小綺麗なレストラン。何と餃子より『自家製手打ち麺の焼きそば』に感動(私の人生で一番美味しかった) 。えっ! ビールが無いので、近くのコンビニで買って来てとのこと。タイ何でも有りが良いです。

 

 

 

 

 

<帰国日>                                                      いつものように電車で空港に到着。搭乗手続きは72時間以内の陰性証明を提示する以外はいつもと変わらず。観光客が少ないせいか、セキュリティ、イミグレもスムーズ。お土産店やデューティフリーを通り、ラウンジへ。そこでカウンターで渡された『質問票Web』をスマホで入力し日本入国に必要なQRコードを受け取ります。これで搭乗ゲートに行くだけです。以前『プーケットSand box』を体験していたため、ストレスなく終了しました。

 

 

 

 

〈日本入国〉                                                      飛行機の中で記入した誓約書などを確認後、唾液によるPCR検体採取。『追跡アプリMysos』等の説明などいくつものチェックポイントを通過。最後に陰性結果を知らされ、バッグを受け取りに。入管・税関を通過し、着陸から2時間弱でやっと解放されました。レンタカーで帰宅しました。

 

 

 

 

 

<自宅での隔離生活を開始>                                              12日早朝に羽田に着きましたから、翌13日から26日までの14日間は自宅待機が求められます。8月のプーケットからの帰国時は3日間のホテル強制隔離がありましたが、タイからの帰国は現在免除されています。追跡ソフト『Mysos』からAIで毎日『健康状態の確認』『30秒間のビデオ出演』が1回、『現在位置確認』が数回行われます。毎回確実に応答出来なくても罰則はありませんし、極力人と接しなければ近所への買い物や通院などはOKと言われました。せっかくタイが開国したのに『オミクロン株』が水を差した状態ですが、タイへの渡航条件は以前と殆ど変わっていません。欧米等の国々も開国の方向に向かっています。現在は『日本の水際対策が海外渡航の一番の壁』になっています。『行く行かないは個人の判断』ですが、きちんとルールを守れば以前の様なタイ観光は可能でした。世界は少しずつ動き始めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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