「プーケットSandBox」視察ツアー報告

タイ政府観光庁東京事務所が主催する「プーケットSandBox」視察・研修ツアーに参加した当代表の山下が、ツアーの状況を報告させていただきます。期間は2021年8月26日から9月4日。「SandBox」とは「砂場」の意味で、その中では安全に遊べることを意味します。ワクチン接種2回を終了した外国人は隔離なしでプーケット内を自由に行動出来るキャンペーンです。

 その1)日本出発(8月26日)

現在プーケットには日本からの直行便が無いため、シンガポール経由で行きます。深夜便の羽田は人影もまばらです。チェックインで必要書類全てを確認するため、1時間以上掛かりました。夕食がまだでしたのでゲート近くのレストランでと思いましたら、全ての店が閉まっていました。ラウンジも22時で終了。視察団全員が無事搭乗し約7時間。やっとシンガポールに到着。乗客は40人程で機内はガラガラでした

その2) タイ・プーケット入国(8月27日)

シンガポールからトランジットでプーケットに向かいます。シンガポールからプーケット行きの飛行機は各国から集まって来た観光客でほぼ満席。その中に旅なれた日本人ご夫婦を発見。全てご自分で手続きをして3ヵ月程滞在予定との事でした。他は西洋人ばかり。プーケット空港ではSandBoxの入国チェックがシステム化されていて、若い女性スタッフ達が人海戦術でテキパキと処理を行い、入管を出るまで30分も掛からずPCR検査へ進みました。タイの観光復活への意気込みを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その3)ホテルに到着(8月27日)

空港から1時間弱、パトンビーチのホテルに到着しました。空港でのPCR検査の結果が出るまでは部屋で待機です。フロントより参加者全員が陰性との報告が届き、部屋の鍵が渡され晴れて自由行動が許されます。ここまでたどり着くのに手続きや書類チェックと大変でしたが、ホテルの対応も素晴らしく南国の風に癒されたら、すっかり苦労を忘れてしまいました。夜はホテルのシーフードレストランで夕食(日本と同じでお酒は飲めずノンアルを注文)。ホテル内でも全てに徹底した感染対策が行われていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その4)プーケットを代表するホテルの視察 (8月28日)

現在プーケットのホテルの状況はどうなっているのか視察しました。高級ホテル、バンヤンツリー、インターコンチネンタル、ヒルトンなどを訪問。現在のホテル稼働率はいまだ10%から25%程とのこと。今回のSandBoxで少しでも回復したいと支配人自ら我々を出迎えてくれました。夕方、人影もまばらなパトンビーチを散策し視察終了。プーケット全体が観光産業に関わっており、コロナの影響は津波の時以上のようです。

 

その5)ゴルフの状況(8月29日)

プーケット・アクビティの一つがゴルフです。プーケットには素晴らしいゴルフ場がいっぱいあります。その中の「レッドマウンテン」ゴルフ場を訪問。雨期ですが快晴に恵まれ楽しくプレーが出来ました。キャディさんは常時マスク着用、カートも日本のタクシーのようにゴルファーとの間はビニールシートで遮られていました。さすがプレー中はマスク不要で通常のゴルフと違和感なくプレーが楽しめま

 

 

 

 

その6)マングローブの植林 (8月30日)

私のタイ赴任中の2004年にスマトラ沖地震か発生、プーケットに津波が押し寄せました。その時、生態系に重要なマングローブも大きな被害を受けました。そのマングローブの植林にカヌーに乗って行って来ました。今回植えたマングローブも1.2年先にはちゃんと根付いて育っているとのことです。その後、海辺の海鮮料理店で地元のシーフードを味わいました。地元で採れた魚介類は新鮮です。

 

 

 

 

その7)タイ政府観光庁プーケット事務所を表敬訪問。(8月30日)

視察団代表のタイ政府観光庁東京事務所長とプーケット・オフィスを表敬訪問。SandBoxの現状報告を受けました。7月1日に開始してから8月中旬まで2万5千人以上の海外観光客が訪れたとのこと。その内日本人は90人程で、まだ観光客よりビジネスやタイ在住の日本人が多いと思われます。そのため、一般の日本人観光客をいかにして勧誘するか、現状の課題を話し合いました。「入国事前手続きの複雑さ」や「日本帰国後の3日間のホテルと11日間の自宅待機」など、まだまだ改善すべき壁が存在します。プーケットのSandBoxは海外旅行復活の画期的な戦略であり、他の国も動向を見守っています。このアイデアと決断は日本も見習うべきと思いました。

その8) PCR検査について 

 プーケットSandBoxは安全を考慮し多くの手続きが必要です。その中でPCR検査は必須になっています。今回私は日本を出発して自宅に帰るまで、なんと日本で3回+タイで3回合計6回PCR検査』を行いました。

<日本でのPCR検査>

1回目) 出発72時間前に飛行機搭乗とタイ入国のため。(医師の証明書が必要/鼻ぬぐい検査)。 2回目) 日本帰国時に空港で。(唾液検査) 3回目) 検疫ホテル隔離3日目に。(唾液検査)

<タイでのPCR検査>

1回目) プーケット到着時、空港で。(SandBoxシステム1回目/鼻ぬぐい検査)  2回目) プーケット滞在6,7日目に市内の会場で。(SandBoxシステム2回目/鼻ぬぐい検査  ※ もし、2週間以上滞在の場合は13日か14日目にもう1回必要です。(SandBoxシステム3回目/鼻ぬぐい検査) 3回目) 帰国時の72時間前に飛行機搭乗と日本入国のため。(医師の証明書が必要/鼻ぬぐい検査)。

帰国時の日本での検査2回を除くと、すべて有料になりその経費だけでも、日本とタイ合計で約5万円程しました。


 

 

 

 

 

 

 

 

9)延泊によるプライベート観光 (9月1日、2日)

今回のタイ政府観光庁主催のオフィシャル・ツアーは8月31日に終了。3日間延泊しフリーの時間を楽しみました。プーケットタウンで買い物、海岸沿いのホテルのオープンカフェでブランチ、夜はトゥクトゥクタクシーに乗ってパトンビーチに。以前は多くの観光客があふれていた歓楽街も人影はまばらで多くの飲食店が閉店。その中で多くの西洋人観光客が集っていたお店もありました。SandBoxが突破口として、早く多くの観光客が戻り、活気が戻ることを願わずにはいられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その10) 帰国日(9月3日)

前日に病院から陰性証明書がメールで届きましたので、無事日本に帰国出来ます。タイ旅行の風穴を開けようと、何とかたどり着いたプーケットも今日でお別れ。プーケット空港は乗客も少なく、コンビニ以外はすべて閉店していました。チェックインカウンターでは帰国前に日本の追跡ソフト「Mysos、Cocoa、Googleマップ」がインストールされているかのチェックがされました。チェックインを終えて搭乗ゲートに移動しましたが、サンドイッチ店と一部の免税店以外、殆どのお店が閉店していました。帰りもシンガポール経由で帰国します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その11)日本入国 (9月4日)

トランジットのシンガポールでも搭乗前に、厚労省の健康質問webにスマホで入力。    現れたQRコードをコピーし到着時に提示します。成田に到着後は陰性証明書などの書類確認とインストールソフトの使い方など多くの係員が何度もチェック。最後に唾液PCR検査の結果を待ち、入管を通りバックを受けとり入国です。やっと入国出来たのに帰宅は出来ません。タイからの帰国は3泊のホテル隔離が必須です。なんと私は『両国のアパホテル』に割り振られ、バスにのり1時間かけてホテルに到着。すぐに健康チェックアプリに体調を入力。滞在中は禁酒とのことで、酒類を持っていないかしつっこく聞かれました。エントランスで渡された昼食のお弁当を持ってビジネスホテル風のシングル部屋に入室。3泊4日の隔離生活が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その12)ホテル検疫隔離終了、自宅待機へ (9月5日~18日)

3泊4日のホテル隔離の最終日に再度唾液PCR検査が行われ、陰性結果が出ると午後にホテルを出られます。ただ、公共交通機関を使用しての帰宅は出来ないため、一度バスで成田空港まで戻ります。自家用車などでのお迎えが無い場合は、ハイヤーやレンタカーを使用して帰宅します。私の自宅は東京のためレンタカーで帰宅しました。帰宅しても残り11日間は自宅待機が求められています。地方にお住いの方は自費でホテル滞在を余儀なくされます。また、自宅待機中は「Mysos」での「待機場所登録」「健康状態報告」「現在位置報告」をする必要があります。毎日AIで30秒間ビデオによる待機場所の確認も行われます。ただ、買い物や通院など必要な外出は可能で、万一1,2回「Mysos」の確認に出られなくても厳しく罰せられることはありません。


 

 

 

 

 

 

総括)

タイの観光業や渡航への風穴を、何とか開けたいと決断したプーケット視察ツアーでしたが、まだまだ課題はあるものの参加させて頂いて本当に良かったと思っております。コロナ鍋で疲弊した世界、特に観光や海外渡航の復活はリスクだけを考えず、どうしたら安全に渡航出来るかに知恵を出す時期に来ていると思います。また、私の仕事である「タイ赴任前研修」を受講される赴任者は社命で渡航せざるを得ず、いまだ現地で14日間のホテル隔離を余儀なくされています。ワクチン接種が進む中、1日も早い隔離措置の緩和が望まれます。

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